松本善明さん

日本共産党の元衆院議員で、絵本作家いわさきちひろのパートナーであった松本善明氏が6月24日に亡くなった。
93歳。
ちひろが福井県武生市出身で、息子の猛氏(ちひろ美術館館長)が連載を持っていた福井新聞では結構詳細に訃報を伝えている。

既に多くの方々が故人をしのんでいる。
私はご本人に会ったことはもちろんないが、善明氏の著書である文庫『ちひろの思い出』は強く記憶している。
詳細は省くが、まだ20歳代半ばの若造の頃にパラパラーッと読んだことあるのよ。
本の最終盤では、ちひろとの死別について書いていた。
ちひろが余命いくばくもないと医師から聞き、善明氏が慟哭(どうこく)するくだりの文章がすげえ生々しかったことを覚えている。
ちひろが亡くなって3年くらいに出版した著書らしいからな。

善明氏とちひろ夫妻は、漫画家の手塚治虫と家族ぐるみの交際があった。
手塚は1967年の総選挙で、善明氏の応援演説をしている。
それを伝えた「しんぶん赤旗」記事を共産党千葉市議の、かばさわ洋平氏がブログで紹介していた。
手塚氏はこう演説したという。

「松本善明さんを支持するのは先輩だからではない。わたしは戦争がいやでしようがない。そのために真剣にやってくれるのは共産党だけであり、日本の将来、子どもの将来を真剣に考えているのは共産党だけだからです」(松本さんが初当選した1967年総選挙の東京・渋谷公会堂の日本共産党演説会で)

松本善明さんのご冥福を祈ります。

この記事へのコメント