赤旗日曜版であさのあつこ新連載小説

日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」日曜版最新号の7月5日号。
児童作家・あさのあつこ氏の連載小説「彼女の物語」がスタートした。
あさの氏は赤旗日曜版の小説欄では過去に「グラウンドの空」などを執筆しており、おなじみの執筆者と言ってよいだろう。
絵と題字は佐々木こづえ氏が担当。

人口は100万をわずかに超える県庁所在地の都市が物語の舞台だ。
私は読んでいて、てっきり、あさの氏の故郷である岡山県の岡山市がモデルなのかなと思った。
しかし少し調べてみると、岡山市の人口は70万人台のもよう。
隣県の広島市は人口約120万人だそうだが、ふむ。

物語の主人公は10年前、宅地造成されて間もない団地の一画に引っ越し、夫と高校生の息子、小学生の娘と暮らしている間もなく41歳となる女性・咏子(えいこ)。
彼女は団地に移り住んでからの習慣として、帰宅の際には坂の下のバス停から坂道を歩き、上りきったところで夕焼けの街並みを眺めるという。
そんなルーティンをこなした7月のある日の夕方、咏子は中央駅のある都市の中心地近くで一筋の煙が上がっているのを目撃した。
胸騒ぎのした彼女は、中央駅近くの学習塾に通う高校生の息子・翔琉(かける)に連絡を取ろうとする。

…というのが「彼女の物語」の初回のあらすじといったところだ。
温かみある日常の物語と思ったが、煙のくだりにミステリーの味わいを感じて、ここはさすがあさのあつこと思わされる。
コロナ禍で子どもたちが休校を余儀なくされ、家にこもらねばならないという世相もきっちり盛り込んでいる。
つかみはオッケー。
早く第2回が読みたい。

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