ブルーインパルスと普天間米軍

5月28日の航空自衛隊ブルーインパルスの編隊飛行の件。
「しんぶん赤旗」31日付では2面の囲み記事で「賛否両論」と報じていた。
竹下岳記者の署名。
記事では医療従事者への感謝をうたった編隊飛行は5月前半に行った米軍の「アメリカ・ストロング作戦」の模倣であること、例の屋上に集まっていた医療関係者は自衛隊中央病院の職員であることを指摘。
その上で、安倍政権に対し「本当に医療従事者に『感謝』しているのなら、米軍の模倣まがいのパフォーマンスではなく、過去最高規模に膨れ上がった軍事費を削り、厳しい状況にある病院経営を支える」などの支援に力を尽くすべきだと苦言を呈していた。

実はブルーインパルスの編隊飛行の約3週間前、8日の午後4時すぎに米海兵隊普天間基地所属の大型ヘリコプター5機が沖縄県宜野湾市の上空を編隊飛行していた。
もちろんブルーインパルスのような曲芸飛行でなく(ヘリコプターに曲芸飛行ができるかは知らんが)、れっきとした軍事訓練の一環である。
「しんぶん赤旗」24日付でその件を詳しく報じている。→ http://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-05-24/2020052413_02_1.html
少し長い引用をする。

「米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のCH53E大型ヘリコプター5機が、同市野嵩の緑ケ丘保育園の真上を編隊飛行し、その先の入砂島射爆撃場水域で実弾射撃訓練をしていたことが分かりました。同園には2017年12月7日、同型ヘリから機体の部品が落下。宜野湾市議会は原因究明まで園上空の飛行停止を求める決議を全会一致で可決しています」
「本紙は、5機編隊が同日、本島西方の入砂島射爆撃場水域で実施した米軍の訓練記録動画を確認。動画によると普天間基地を離陸後、向かった入砂島射爆撃場を旋回しながら、ヘリ後部に据えられた重機関銃から地上の“標的”に向けて、実弾を連射する戦闘訓練をしていました。射撃後、ガッツポーズする海兵隊員の姿もあります」


付け加えると引用にある緑ケ丘保育園には、園児を迎えに来ていた多数の保護者もいた。
2年前にこの場所で落下事故を起こし、市議会の全会一致で飛行停止を求められたにもかかわらず、米軍は地元住民を脅すように軍事訓練をやったというわけだ。
ブルーインパルスの編隊飛行については、左派の人々も含めて「実際に見た住民も喜んでいたし…」と一部肯定する意見も見かけた。
それ自体を頭から否定するつもりもないが、やはり日本で一番軍事力が集中している沖縄で起こっている現実に改めて目を向ける必要があろう。

まして今は沖縄県議選(7日投票)のさなかである。
自民党はこの選挙で辺野古新基地建設の容認を公約に掲げ、正面突破を図っている。
それに真っ向からNOを突き付ける、日本共産党を含めた「オール沖縄」の勢力が県議会で多数を占めるよう、私たちは全国から連帯を訴え、支援を広げるときである。

"ブルーインパルスと普天間米軍" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント