なぜ田中裕太郎杉並区議は暴行犯を警察に引き渡さなかったのか?

まあ前回の続きの話です。
田中裕太郎・東京杉並区議が、共産党区議候補の運動員に全治2週間の暴行を負わされたという件。
田中氏は告訴を検討しているといい、近日中に証拠の動画も発表すると打ち明けたことは前回の記事で紹介しました。
しかしまあ何で、動画まで証拠を持っているのならそれを永福町駅前の交番に提出して暴行犯をしょっ引かなかったのかという疑念については、これも前回の記事で書きました。

今回紹介したいのは、今回の田中氏とは逆のケースの話です。
逆とは、日本共産党の議員が演説中に暴行を受けた件。
昨年、共産党の愛知県豊橋市議が演説中、仲谷天翔という大学生(当時)に暴行を受けた事件がニュースで流れました。
そのネットニュースのまとめ記事(元記事は毎日新聞)がこちら。
本文を引用しますと以下の通り。

演説中の斎藤啓(ひろむ)・愛知県豊橋市議(46)を殴るなどしたとして、県警豊橋署は20日、同県田原市西神戸町大辻、大学生、仲谷天翔(たかと)容疑者(22)を暴行容疑で現行犯逮捕した。斎藤市議は共産党市議団団長。けがはなかった。
逮捕容疑は20日午後5時55分ごろ、豊橋市広小路の歩道上で演説をしていた斎藤市議の頬を拳で1回殴り、さらに頬を引っかいたとしている。
豊橋署によると、斎藤市議がその場で仲谷容疑者を取り押さえ、通行人の通報で駆け付けた同署員に引き渡した。仲谷容疑者は「引っかいたことは認めるが、殴ってはいない」と容疑を一部否認し、「市議の主義主張が気に入らなかった」と供述している。
斎藤市議によると、財務事務次官のセクハラ疑惑や安倍政権を批判する演説をしていたところ、仲谷容疑者が大声を上げ、路上に設置していた共産党の立て看板を蹴り始めた。斎藤市議がやめるよう忠告しても無視されたため、制止しようとしたところ殴られた。【式守克史】


仲谷天翔は斎藤市議に拳で殴る、頬を引っかくという暴行を働いた。
仲谷はその場で斎藤市議に取り押さえられ、警察に引き渡されたという。
まあ一般市民から見れば、斎藤市議の対応はベストだったんじゃないですかね。
暴行を働くようなふざけた犯罪者は、いち早く警察に捕まえてもらうのが一番でしょう。

今回の田中杉並区議は、それをやらなかったというのがすんげー個人的に引っかかるのよ。
全治2週間(病院で診断書をもらったらしい)のけがを負わされて、自分の力では取り押さえることはできなかったかもしれないけど、大声を上げて加勢を求めることはできたでしょう。
騒ぎになれば永福町駅前交番の警官も、異変を察して駆けつけたでしょうね。
そうなりゃ田中区議に暴行を働いた共産党運動員はその場で現行犯逮捕され、翌日の新聞には実名で報道され、共産党サイドに大きなダメージを与えることができたでしょう。

なぜそれを田中区議がやらなかったか。
それがこちとらとしては不思議でたまらんのですわ。
加えて田中区議は、動画の証拠まで押さえているというのだからよけいにね。


あ、あと田中区議が負った「全治2週間のけが」ね。
これ、どれくらいのけがなのかピンと来ない人も多いと思う。
私は5年ほど前に全治3週間のけがを負ったことがある。
具体的には、ある自動車の後部座席に乗る際、自分の左手が助手席のドアにはさまれてしまい、病院に直行したというね。
その診察で打撲と診断され、3週間分の張り薬を処方してもらった。
左手はそりゃ痛かったが全く動かないということはなく、パソコン仕事も従来と同じように両手打ちで過ごした。
利き手とは逆の手の負傷ということもあったが、特に日常生活への支障はなかった。
左手の痛みは10日間ほどで引いたかな。

で、今回、田中区議の負傷は診断書によると全治2週間。
私が自動車のドアにはさまれたケガよりは確実に軽いことになる。
まあ暴行という犯罪は、けがの軽い重いという問題じゃないけどね。
先に書いた豊橋の斎藤市議も、けががあったわけじゃないし。
手を出したという事実自体が重いわけで。
てことで、田中区議には今からでも警察に証拠の動画を提出することをお勧めします。

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